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アルツハイマー病の
治療までの流れ

アルツハイマー病の治療を行うまでに、さまざまな検査が行われます。
より早期に診断を受けることで、治療の選択肢も広がります。

検査の流れ 3つのSTEP(例)

[STEP1]認知症の「進行具合」や「原因」を調べます。MCI~軽度のアルツハイマー型認知症と判断される場合、[STEP2]に進みます。中等度以上のアルツハイマー型認知症の場合は、症状を緩和するお薬の検討などを行います。認知症以外の疾患、アルツハイマー型以外の認知症の場合は、その診断・治療に進みます。
[STEP2]抗アミロイドβ抗体薬による治療について、ご本人・ご家族の希望を確認します。希望する場合、[STEP3]に進みます。希望しない場合は、症状を緩和するお薬の検討などを行います。
[STEP3]脳にアミロイドβがたまっているか検査します。陽性の場合、アルツハイマー病の可能性が高いため、抗アミロイドβ抗体薬による治療が可能です。陰性の場合、アルツハイマー病以外の疾患の疑いがあり、その診断・治療に進みます。

日本神経学会(監修): 認知症疾患診療ガイドライン2017 医学書院 2017; 36-37, 210-212を参考に作成

2種類の検査のいずれか1つを実施します。

アミロイドPET検査脳脊髄液検査(CSF)

アミロイドPET検査

脳内のアミロイドβ蓄積の有無や程度を調べる検査です。

アミロイドβと結合する性質をもった放射性物質を含む薬*を注射し、画像化することで蓄積の程度を調べます。

*:放射性物質を含む薬を用いますが、被ばく量はCT検査と同じくらいです。

CTやMRIで画像を撮影して、脳内のアミロイドβ蓄積を検査します。脳のアミロイドβの蓄積の程度を調べるアミロイドPET検査の画像

1)大西章仁: 認知症の最新医療 2018; 8: 184-190 
2)Chapleau M, et al.: J Nucl Med. 2022; 63: 13S-19S

  1. 注射
    アミロイドPET用の薬を静脈に注射
  2. 待機
    薬が脳内に行き渡るまで安静にして待機(約30~130分
  3. 撮像
    約10~30分
  4. *施設ごと、また、使用する薬により時間はことなります。

脳脊髄液検査(CSF)

脳脊髄液は、脳や脊髄とそれを包む硬膜の間にある体液で、脳や脊髄を衝撃などから守る役割をしています。
この脳脊髄液を抜き取ってアミロイドβを調べます。

脳脊髄液検査(CSF)によりアミロイドβを調べます。主に腰のあたりに針を刺して採取します。

この辺りに刺します※ 施設によっては座って行う場合もあります。

  1. 検査前
    横向きで寝て、背中をできるだけ丸める(座って検査の場合もあり)
  2. 局所麻酔
    消毒・麻酔
  3. 脳脊髄液の採取
    背中から針を刺し、髄液を採取
  4. *頭痛などがあらわれることがあります。

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