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アルツハイマー病の
治療法には何がある?

アルツハイマー病の治療にはお薬を使った治療(薬物療法)とお薬以外での治療(非薬物療法)があります。

お薬での治療の詳細

お薬での治療の場合、病期の段階や健康状態によって使用できるお薬は変わりますので、医師やご家族の方などとよく相談して治療法を決めていきましょう。

お薬による治療の目的は、大きく2つに分けられます。

  1. 「病気の進行をゆるやかにする」目的のお薬
  2. 「症状をやわらげる」目的のお薬
病気の進行をゆるやかにする目的のお薬は、MCI(軽度認知障害)と軽度認知症に使用。症状をやわらげる目的のお薬は、軽度認知症と中等度認知症、重度認知症に使用。

病気の進行をゆるやかにする目的のお薬

薬の種類
抗アミロイドβ抗体薬
作用、効果

アルツハイマー病は、「アミロイドβ」というタンパク質が脳にたまることが原因の一つと考えられています。このお薬は、アミロイドβを取り除き、病気の進行を遅らせる効果が期待されます。

アミロイドβは、脳の細胞をこわす原因の1つです。
対象

検査により、脳内のアミロイドβの蓄積が確認された、『アルツハイマー病によるMCIまたは軽度認知症』の方

*MCIの方にも使用できます。

投与方法
点滴静注(4週又は2週に1回)

症状をやわらげる目的のお薬

薬の種類
アセチルコリンエステラーゼ阻害薬
NMDA受容体拮抗薬
作用、効果
脳内の神経伝達物質の働きを調整することで、アルツハイマー病の症状を一時的に改善したり、悪化を抑えたりすることが期待されます。
対象

軽度・中等度(薬によっては重度)のアルツハイマー型認知症の方

*MCIの方は使用できません。

投与方法
飲み薬、貼り薬

病気の進行や健康状態によって使用できるお薬は変わるので、医師やご家族の方などとよく相談して治療法を決めていきましょう。

お薬以外の治療の詳細

運動 ウォーキング中の男性のイラスト
運動療法
散歩などの有酸素運動や、筋力強化トレーニング、平衡感覚トレーニングなどを組み合わせておこないます。
人とかかわる(社会活動) 社会活動をしている男性のイラスト
人とかかわる(社会活動)
人とのコミュニケーションは、脳によい刺激になります。自分の能力や関心・興味のある活動を探して参加しましょう。
生活習慣を整えましょう 料理しているご家族のイラスト
生活習慣を整えましょう
栄養バランスを考えた食事、禁煙、十分な睡眠など規則正しい生活を送りましょう。生活習慣を整えることで、予防にもつながります。

他にも、絵画や陶芸、動物とのふれあいなど、人によって内容はさまざまありますので、ご本人に合った方法を見つけましょう。

参考
・日本神経学会 監修:認知症疾患診療ガイドライン2017(医学書院)2017;p56-59、P67-70
・Risk reduction of cognitive decline and dementia: WHO guidelines

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