糖尿病食の調理と食べ方のコツ
糖尿病食を作る時のコツ
食物繊維をたくさんとる。
食物繊維が多く含まれる根菜類などは、低カロリーで、しかも空腹感を満たしてくれます。
また、腸からの炭水化物の吸収を遅らせたりすることから、血糖値の急上昇も抑えます。
1日に20~25gの食物繊維をとることが望ましいとされています。
肉類の脂肪をとり除く。
肉類は煮る、蒸す、網で焼くことで余分な脂肪をとり除くことができます。
料理に用いる油には植物油を。
動脈硬化予防のため、不飽和脂肪酸を多く含む植物油(サラダ油、オリーブ油など)を使用しましょう。
食塩の量を減らす。
肉減塩醤油や減塩みそを積極的に利用したり、醤油や食塩の代わりとして味付けにレモンやゆずを利用しましょう。
血糖値を上げにくくする食べ方のコツ
食後に起こる急激な血糖値上昇は糖尿病患者さんにとって好ましいことではありません。
しかし、食事の方法を少し変えるだけで、食後の血糖値を上げにくくすることができます。
ぜひ習慣として毎日の食事にとり入れましょう。
よく噛んで、ゆっくり食べる。
早食いをすると糖質が急激に吸収されてしまうので、ゆっくり食べるようにしましょう。また、よく噛むことで満腹感を感じやすくなります。
1日3食、規則正しくとる。
食事抜きはまとめ食いになりやすく、遅い食事は次の食事までの間が短くなり、ともに血糖値が上がりやすくなります。できるかぎり、1日3食、規則正しくとるようにしましょう。
1日の食事量はバランスよくとる。
1日3食をとっても、1回の食事量が多いと血糖値が上がりやすくなります。できるかぎり、1回1回の食事はバランスよくとりましょう。