重症低血糖の現実
ある患者さんのストーリー
低血糖や、重症低血糖について相談しづらい、もしくはどのように相談したらよいのかわからないなど、不安がある方もいらっしゃるかもしれません。
重症低血糖を起こした、ある患者さんのストーリーをもとに、重症低血糖の症状や備え方について紹介しています。
低血糖をくりかえしている方は、重症低血糖への備えについて、医師に相談しましょう。
相談チェックシートはこちら日頃から、大切な人たちと低血糖について話し合いいざというときに備えて一緒に準備をしておきましょう。
大切なひととの対話のはじめ方はこちら重症低血糖であらわれる症状
無自覚性低血糖は重症低血糖につながるおそれがあります
低血糖になると、空腹感や気分不良、冷汗、ふるえ、動悸などがの症状があらわれますが、無自覚性低血糖ではこれらの症状あらわれません¹⁾。低血糖をくりかえし、「低血糖に気づく力」が鈍くなると、この無自覚性低血糖になりやすくなります。
無自覚性低血糖では、患者さんは低血糖に気づかないため、血糖値が下がり続け、突然、意識が遠くなったり、昏睡(こんすい)やけいれんが起こる「重症低血糖」になる可能性があります²⁾。
低血糖が無自覚化した患者さんでは、重症低血糖が発症する頻度が17倍高まったという報告があります³⁾。
低血糖をくりかえしている方は、重症低血糖への備えについて、医師に相談しましょう。
相談チェックシートはこちら参考資料