糖尿病の自己管理のコツ
糖尿病のコントロールはあなたの気持ちがとても大切です。
糖尿病について正しく知り、その知識に基づいて行動を起こせば、普段とかわらない生活が送れます。
当サイトでご紹介している工夫やコツをぜひご活用ください。
糖尿病をきちんとコントロールし、うまく付き合っていきましょう。
糖尿病との付き合い方を身につける
自分の人生のなかで糖尿病と上手に付き合えるようになるのは、難しいことかもしれません。
最初は、怒りを感じたり、こわくなったり、イライラしたり、罪悪感を感じたり、憂うつになるかもしれません。こういった感情はきわめて自然です。
自分の気持ちを家族、友人、医療スタッフや糖尿病友の会など身近な人々に話してみてください。
話すことで糖尿病を受け入れられるようになった方も多いのです。
まず糖尿病を受容することが、自己管理を始めるための大きな第一歩です。
健康のために、今日はこんな良いことをしていると考えてみるのもいいでしょう。
次のようなことも覚えておきましょう。
家族や友人の愛情と支えは、尽きることのない力の源です。心の支えにしましょう。
こわさ、怒り、気持ちの混乱のため、健康管理ができなくなることもあるかも知れません。
このような感情に負けそうになったら、助けを求めましょう。自分の健康管理に積極的に関わりましょう。
好きなことをやり続けましょう。糖尿病だからといって、人生を楽しんだりすることができなくなるわけではありません。これまでどおりに楽しみましょう。
あなたは決して1人ではありません。
糖尿病医療チームの一員です。糖尿病は手ごわい相手と感じてしまうでしょうが、完璧を求めようとせずに、できたことに対して喜び、またできる事からやってみましょう。
計画どおり進まなければ、「今回やったことから何が学べたか」を確認してみましょう。
糖尿病について正しく知り、その知識を活かして新しい問題に対処することにより、自分の健康管理能力に自信がつきます。そのうち、糖尿病と戦うのではなく、糖尿病をきちんとコントロールできるようになります。
糖尿病管理チェックリスト
毎日のなかで実行する事をまとめた、大切なリストです。
いつでも見られるところに置いて、日々活用してください。
毎日すること
血糖値を測り、記録ノートに記入する(インスリン注射の方のみ保険適応)
足をチェックする
食事計画を守る
歯と皮膚のケアをする
指示どおりに薬を飲む
インスリンを注射する
受診のたびにすること
血糖自己測定(SMBG)の記録用紙(自己管理ノート)を持参する(医師の判断の助けとなる)
HbA1c値を聞き、次の受診までの目標を決める
足を診てもらう(靴と靴下を脱いでおくと忘れずに診てもらえる)
血圧を測ってもらう
定期的に行うこと
眼科で詳しい目の検査を受ける
血中脂肪を測定してもらう(脂質検査)
尿蛋白を検査してもらう(尿検査)
足を詳しく検査してもらう