こんな症状ありませんか?
関節リウマチには、痛み・倦怠感・こわばりという、3つの代表的な主観的症状があります。しかし、その感じ方は人によってさまざまです。ひとりで抱え込みがちな主観的症状を「からだの声」として、言葉にしてみませんか?
関節リウマチ患者さんが「日常の活動を行う上で障害になっているものは?」というアンケートに対して、痛み61%、倦怠感37%、こわばり52%という回答結果がでました。あなたはいつ、どんなときに、どのような症状を感じていますか? それでは詳しくみていきましょう。
ズキン、ジンジン、ズキッ······関節リウマチのさまざまな痛み
関節リウマチの患者さんの多くは痛みが日常動作の障害になっていると答えており、今回の調査では、61%という結果となりました。それでは、どんなときに、どんな痛みを感じているのでしょうか。
- 重い物を持つと、手首がズキンと痛む
- 階段の上り下りで、膝がズキンと痛む
- お風呂に入るとき、からだ中がズキズキ痛む
- ドアノブを回そうとしたら、手首がズキッと痛む
- ペットボトルのふたを開けるとき、手先がズキッと痛む
- からだ中がズキズキ痛んで眠れない
痛みを感じる場面や程度は人によってさまざまですが、言葉にしてみると「どういう痛みなのか」が、他人も自分も理解しやすくなります。
なんだか力が入らない······この倦怠感、関節リウマチのせい?
関節リウマチの患者さんの37%が、日常生活で倦怠感を感じているといいます。具体的にどんなふうに感じているのでしょうか。
- 全身がだるくて動きづらい
- だるくて力が入らない
- からだが鉛みたいに重い
- 座ってなにかにもたれていたくなる
- 眠気がして横になっていたい
一言で倦怠感と言っても、その症状を言葉にするのはむずかしいものです。「原因不明のだるさが続いていたのは、実は関節リウマチが原因だった」と後になって気づく場合もあるようです
からだが思うように動かない······ほかの患者さんもこわばりを感じている?
「からだのこわばり」も、関節リウマチの患者さんの多くが経験する症状です。今回の調査では、52%の人が「こわばりがある」と答えています。こわばりとは具体的にどんな症状なのでしょう。
- 起きて10分ぐらいは指がカチカチで動かない
- 手がギシギシする
- 足首がカチカチで、ロボットになったみたい
- まるで足が棒になったような感覚
- 首が張り付いているような感じ
- 肩がギリギリと鳴っているよう
多くの関節リウマチ患者さんが、なんらかの場面で「こわばり」を感じているようです。